事務局からのお知らせ

コンピュータ業界のメンタルヘルス ?4

2005-03-01

(社)石川県情報システム工業会(ISA)・技術・教育部会では、今年度は最近注目が
高まっている興味を持たれているメンタルヘルスに関してセミナーの開催やメール
マガジンの発行を行っています。

第1回は「自分でできるメンタルヘルス」、
第2回は「“うつ”の自己発見法」、
第3回は「仲間への気づき」、
第4回の今回は、「言ってはいけない言葉」
についてです。

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コンピュータ業界のメンタルヘルス ?4(5回連載)

                 (株)ジー アンド エス 萩原 扶未子

前回が"うつ"の自己発見法でしたので、シリーズ4回目は、言ってはいけない
言葉をご紹介します。

納期遅れになりそうな部下に、元気付けようと「がんばれ!」「君になら
できる」と、声掛けすることがよくあると思います。

"うつ"になりやすい人は、責任感が強く、他人との関係を円満にしたいために
「イヤ」とは言えません。そのためどんなに疲れていても、納期までに
できないとわかっていても「がんばれ!」「君にならできる」と言われると、
なんとかしようとがんばってしまいます。このような状態が続くと、遅れて
いる仕事が気になって夜眠れなくなり、食欲も落ちていき、最終的には会社に
行こうとすると吐き気がしたりして、出社できなくなってしまいます。

では、どう言えばいいかと言うと「無理せずに」「抱え込まずに」などの
声掛けです。あまり強調しすぎると、期待されていないのではないかと
逆効果になるので、自然に明るく声をかけてあげてください。

また、こういうタイプの人は自分から報告・連絡・相談がなかなかできないので、
日々の進捗をしっかり確認をしてあげましょう。

(次回へ続く)

第3回はこちらからご覧下さい。
http://www.isa.or.jp/modules/news/article.php?storyid=37

第2回はこちらからご覧下さい。
 http://www.isa.or.jp/modules/news/article.php?storyid=34

第1回はこちらからご覧下さい。
 http://www.isa.or.jp/modules/news/article.php?storyid=30


著者:
 株式会社 ジー アンド エス 代表取締役社長 萩原 扶未子
 (社)日本産業カウンセラー協会 シニア(旧中級)産業カウンセラー
 (NPO)日本交流分析協会認定 交流分析士1級
 南山大学 経営学部研究科経営学専攻 博士前期課程 において、
 「組織内ジェンダー活用」を研究

リンク:
 (社)日本産業カウンセラー協会
  http://www.counselor.or.jp/

 (NPO)日本交流分析協会
  http://www.j-taa.org/
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